機能性尿失禁とは?原因と対策をまとめて解説!

機能性尿失禁

 

排尿機能以外の障害によってトイレに行けない、または排尿が難しい疾患を機能性尿失禁といいます。

 

このケースでは泌尿器には問題はないのですが、認知症やその他障害によるカラダが不自由なために物理的にトイレに行くことが難しく、結果的に尿もれに繋がるパターンです。

機能性尿失禁の特徴、原因について

  • 物理的にトイレに行くことが難しい
  • トイレが汚れて困る
  • 用をたすときに服が汚れる
  • 転倒の危険がある
  • 尿もれによって起こる臭いの悩み
  • おむつ交換が必要

加齢とともに何らかの形でカラダの自由がききにくくなった方、認知症などによって尿意を感じたときにトイレに行くことができない方、など主に介護が必要な方々に当てはまる尿失禁です。

 

また、トイレが遠いなど環境の問題もあります。

 

繰り返しになりますが、機能性尿失禁のケースでは尿機能自体には問題はないので、本人よりも周りのサポートが重要になってきます。

 

年齢を重ねると認知症や身体的な不自由、両方が混ざって複雑になりがちなので、そのあたりをよく理解し対処しましょう。

 

機能性尿失禁の対策、対処法

それぞれ身体的、精神的な原因によって対処法はかわってきます。

 

分けてそれぞれ詳しくみていきましょう。

1. カラダの自由がきかない、身体的に問題がある場合の対処法

まずは、排泄するときの様々な動作の中でどこの部分に問題があるか、どの時にうまくいかないのかをじっくり観察し見極めましょう。

 

原因が明確になれば、下記のいくつかの対策を織り交ぜていくことで対処が可能です。

 

治療・機能回復訓練(リハビリテーション)

身体的に回復が見込める場合は、治療や筋力トレーニングなどで治せるものは治します。もちろんそれぞれの身体障害の専門家のもと治療を行いましょう。

 

介護士のサポート、介助技術の習得

介護サポートサービスを利用するのも一つの手ではありますが、経済的な面や気持ちの面でとうしても人に任せられない場合は、自ら介護方法を学んで習得したり、その人にあった工夫をしていきます。

 

トイレをするときの姿勢や動作の工夫

寝たきりレベルの方でも、練習方法や動作の工夫によっては、座って用をたすことや立って用をたすことができるようになるケースもあります。

 

環境の見直し、整備

ベッドからトイレまでの導線のなかで、手すりをつける、段差をなくす、ドアを改造するなど、住環境を見直しながらトラブルになっている箇所を整備によって尿失禁を防ぐことにつながります。

 

地域サポートの活用

住んでいる地域によっては、そういった日常生活が困難な方を支援する様々なサポート制度が用意されていたりします。あなたのお住まいの地域にもそういったサポートがないか調べてみて、活用できるものは上手に活用しましょう。

 

2. 認知症など精神機能に問題がある場合の対処法

認知症などによって精神機能的に排尿が難しい場合、判断や認知力が低下している場合は、以下のような対処法もあります。

 

トイレに行きたいサインをみつける

その人によってトイレに行きたいときに出すサインのようなものがあります。例えば、そわそわする、ポケットに手をいれるなど独自のトイレサインがみつけられたらトイレに誘ってあげましょう。

 

トイレの場所をはっきり認知させる

トイレの場所がわからずに尿失禁に至るケースも多々あります。トイレにははっきりとわかるように表記してげたり、間違って覚えている場合は正してあげることが大切です。またしっかりと覚えるまで根気よく付き添ってあげましょう。

 

脱ぎ着しやすい服装にする

脱ぎ着しにくい服装をしていることによって、間に合わず尿もれに至るケースも多いです。服事にボタン位置やチャックが変わるものを用意するのではなく、できれば慣れさすためにも同じ位置にボタンやチャックがある脱ぎきしやすい衣類を用意しましょう。

 

用のたし方が正しいか確認する

トイレの使い方がわからない場合や間違っている場合は、しっかりと覚えるまで教えてあげましょう。また、拭いたり流したりすることを忘れているケースもあるので、しっかり声かけしてサポートしてあげましょう。

これらは一つの対策だけでサポートするのではなく、複数の対処法をうまく使い分けながら尿失禁やそれにまつわるトラブルを防ぐことができます。