骨盤臓器脱の症状とは?原因と対策を知ろう

骨盤臓器脱

 

おしっこがしにくいと思ったら膣から異物が!?

 

おそらくそれ、骨盤臓器脱です。

 

出産経験のある中高年の女性に多く、膣から子宮や膀胱の一部がとびだしてしまうのがこれになります。

 

突然のことで怖い気持ちはお察ししますが、放置せずにしっかり治療に専念しましょう。

 

では詳しく見ていきます。

骨盤臓器脱ってどんな症状?

  • 子宮が膣からでてくる
  • 膀胱が膣からでてくる
  • 直腸が膣からでてくる
  • 朝は大丈夫でも夜になると出やすい

骨盤臓器脱はわかりやすい症状なので他の尿トラブルと見間違うことはないでしょう。

 

ピンポン玉のようなものが股の間から出てきたような感覚で、違和感や歩きにくさを感じます。

 

さらに排尿や排便がしにくくなるため不便を感じたり、これが原因で他の尿トラブルを併発する恐れもあります。

 

また、臓器の一部が対外に出ている状態なので、下着などにふえて痛みや感染症が起こることも少なくありません。

 

骨盤臓器脱の原因って?

骨盤臓器脱の主な原因は、子宮や膀胱をささえる「じん帯」や「骨盤底筋(快尿筋)」が緩んでしまうことにあります。

 

日中の動作で腹部に圧がかかることでだんだんと下に臓器が下がってくるため、朝は問題なくても夕方や夜になるにつれて子宮脱や膀胱脱、直腸脱といった症状が起こりやすくなるわけです。

 

骨盤臓器脱の治療法は?

初期の改善方法

筋肉の緩み、筋力の低下が原因で起こるケースが多いので、初期の段階では骨盤底筋を鍛えるトレーニングで改善を目指します。

 

骨盤底筋は膀胱まわりの内臓をささえている筋肉で、女性の場合は加齢や出産などによって少しずつ筋力が低下していくので、意識的に鍛えてあげることで他の尿トラブルの予防にも大きくつながるのでぜひ取り組んでほしいと思います。

 

詳しいトレーニング方法は腹圧性尿失禁の対策方法と重複するので、そちらをチェックしてみてください。ここでは省きます。

 

症状が改善しない、悪化するケースでは

症状が改善されない場合、悪化している場合はプラスチック製の器具であるリングペッサリーを装着する方法が行われます。

 

ただし持病などで使用が向かない人や、なかなか装着になれない人は、症状の程度にもよりますが手術による治療が行われます。

 

子宮を摘出する手術だったり、膀胱との間にメッシュ材を入れたり、腹腔鏡下仙骨膣固定術(近年保険適用になりました)などの手術を行うケースがあります。